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消費者未来予測2012/2017
日本市場における消費者ニーズを構造的・俯瞰的に捉え直し、新たなビジネスチャンスを探る、これが本書の目的である。問題意識としては2つの点がある。ひとつはマクロな経済統計と消費者ニーズ調査をつなげてみようということであり、もう一つは、日本市場は伸びないとされているなかで、本当にビジネスチャンスはないのかということである。
消費者のニーズ調査は、様々な手法、様々な視点から膨大に行われていて、個々の事象の分析には効果を発揮しているが、全体の構造を見たときに、その分析は正しいのかという疑問がある。ことに将来のニーズ分析となるとなかなか有効性を発揮できない。一方、マクロな経済統計は個々の商品・サービスの需要分析からは遠すぎる。本書では、これをできるだけつなげてみようと試みた。
また、日本市場については、経済規模が伸び悩む中で、低価格商品の一人勝ちの様相を呈している。良いものが安いということは、極めて強い競争力を持つ。低価格品の成功は、一方では、低価格を可能とする世界の産業・経済の構造があり、また一方では、伸びない収入の中で子育て負担を減らせず、残りの消費を大幅に減らしている子育て世帯の支持があった。しかし、低価格化は生産コストの面から限界に近づいている。また、日本人のライフスタイルは、多様化が進み、強い潜在ニーズがあり、伸びているカテゴリーも多く存在する。情報化による購買行動の多様化ともあわせて、もう一度ビジネスチャンスが大きいカテゴリーを見直してみる必要があるだろう。
このことは、BtoC企業のみならず、BtoBの企業にとっても意味がある。BtoBの企業で直接の顧客の動向だけみていればいいという会社は、すでに極めて少なくなっている筈である。顧客の顧客、あるいはその先の顧客は、生活者であり、直接の顧客とともにそのニーズ動向を考えなければ、競争力を維持できない時代になっている。
本書が企業各位の製品開発や販売戦略立案の参考となれば幸いである。
【アドバイザー】
【価格】
原 陽一郎
長岡大学 学長
研究・技術計画学会 会長
元(株)東レ経営研究所 代表取締役 社長
本体のみ:189,000円(消費税込)
CD-ROM付:220,500円(消費税込)
※CD-ROMのみの販売は致しません。
安部 忠彦
(株)富士通総研 経済研究所 研究理事
鳥海 光弘
東京大学 新領域創成科学研究科 名誉教授
鈴木 衡一
元インベスコ投信投資顧問(株) シニアファンドマネージャー
【発刊日】 2012年4月8日
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